熱中症 対策情報

熱中症:「帽子かぶらず」運動 町立南小、児童41人搬送--玉村 /群馬

- Nobu

2011/09/16 (Fri) 21:26:54

玉村町角渕の町立南小学校で15日、児童41人が熱中症で搬送された問題は、県内でも残暑が続く中、対策が徹底されていないことを浮き彫りにした。ある児童は「高学年はハチマキだけで、帽子をかぶっている子はほとんどいなかった」と証言。鎌田文子校長は「(熱中症予防の)さらなる配慮が必要だった。こうした事態になり申し訳ない」と話した。

 鎌田校長によると、同小は17日の運動会の予行練習として、朝から全校児童が校庭で入場行進などの練習をしていた。しかし児童数人が体調不良を訴えたため保健室に運び、練習は午前9時で切り上げた。その後も手足のしびれや頭痛などを訴える児童が相次ぎ、同9時20分ごろに119番したという。

 同小は練習開始前、帽子の着用や水分補給などを児童に呼びかけていたが、6年男児(12)は「帽子をかぶる子がほとんどいなかったため、先生は『ちゃんとかぶれよ』と注意していた。普段から帽子をかぶる人は少ない」と話した。同小に通う児童の母親(35)は「一番暑い時期を過ぎたので、学校側にも少し油断があったのではないか。もう一度安全管理を徹底してほしい」と話した。

 前橋地方気象台によると、県内ではこの日、館林で34・8度、伊勢崎で33・8度を記録するなど7地点で真夏日に。厳しい残暑が続いており、県教委は同日、改めて熱中症対策を徹底するよう各市町村教委などに呼びかけた。【塩田彩、角田直哉】
毎日jp

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